国が変わるのを待っていられない!地域・自治体から希望の選択肢を

ローカル・イニシアティブ・ネットワーク(LIN-Net)※の集会に参加し、全国から集まった(会場&オンライン)約500人の参加者とともに充実した時間を過ごしました。

特別報告として、沖縄辺野古新基地建設への国の代執行について玉城知事から伺いました。

2000年に地方分権一括法が成立し、国と自治体の関係が「主従」から「対等・協力」に変わったにもかかわらず、辺野古新基地の建設は国が自治体の事務を代行して進めています。2019年には県民投票で辺野古埋め立て反対の民意が示され、沖縄県は県民の意思をもとに政府との対話を求めていますが、聞く姿勢がありません。このような中、政府は国が地方に補充的指示を出せる地方自治法改正案を国会に提出。国と自治体の関係が変わるのではと危機感を覚えました。

報告の中で『知らなければ見えない・見えなければ自分ごとにならない』の言葉が印象的で、多くの問題に共通すると再認識するとともに辺野古の問題を自分ごとととらえられていないことについても考えさせられました。

第6分科会「緊急避妊薬のアクセス改善の突破口を探す」では、”#なんでないのプロジェクト” 代表 福田和子さんと ”ソウレッジ” 副代表の鈴木莉帆さんに、緊急避妊薬のアクセス改善、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)、地方政治の役割についてご講演いただき、「日本では大人たちが、人権教育としても重要な性教育、包括的性教育について知らなすぎる。決定の場に当事者がいない。」 など、ともに考えました。これもまた『知らなければ見えない・見えなければ自分ごとにならない』問題の一つです。

ローカル・イニシアティブ・ネットワーク(LIN-Net)とは

首長と自治体議員と市民が互いに理解を深め、政治の選択肢を示していくために言葉と政策を共有して、新たな潮流として可視化できる準備のための議論を始める。