荒川ごみ拾い&水質調査に参加して

河川ごみはどこからくる?

普段河川敷を利用しているときに一般のゴミを見つけたり、気がついたときに、荒川の清掃活動ができるように『いつでもできるゴミ拾い専用ゴミ袋』があり、ごみ拾い後の回収もしてもらえること、ご存知ですか?今日はその仕組みを利用したごみ拾い&水質調査に参加しました。

河川ごみは漂流・漂着ごみと不法投棄ごみがほとんど。拾ってもまたたまってしまうのと、残念ながらポイ捨てをする人は一定数いるため、いつでもごみ拾いができるようにすることも大事。だけど、そもそも容器や包装などごみになるものを使わない暮らしができることが一番。廃棄しないで循環するサーキュラーエコノミーもいい。そんな話をしながらごみを拾っていたところ、葛飾区の『広報かつしか』を拾いました。

ごみ拾いのあとには水質調査を行い、下流域の水質として値はまずまずの結果でした。

東京都の下水道は多くが合流式のため、降雨後に生活排水が川や海に流出し水質を悪化させていること、葛西臨海水族園の水槽の海水は近海の水が水質汚染のため利用できず八丈島の海水を運んできていることなど、お話しさせていただきました。

合成洗剤、香料の詰まったマイクロカプセル、フリースの繊維、油汚れ…排水溝に流れるのは気にならなくても、魚が泳ぐ水槽に流していることを想像してみてください。下水道は整備されているけれど、私たちが家庭から流している排水が、川や海に流れていっていることをもっと自覚する必要があります。