一般質問①
『性と生殖に関する健康と権利について』
「性と生殖に関する健康と権利」とは、誰もが持つ、自分の性や生殖に関する健康を保ち、自分自身で自由に選択できる権利のこと。パートナー選びや避妊、妊娠の継続や終了なども自分で決められるのがあたりまえの権利ですが、日本においては性教育の不足、避妊の選択肢の少なさ、性暴力に関する法律の未整備、性的マイノリティの不十分な権利保障など、たくさんの課題があります。
葛飾において、性と生殖に関する健康と権利を、より推進するために、プレコンセプションケアや包括的性教育について質問しました。
◯葛飾区の回答
性と生殖に関する健康と権利(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)の実現にあたってはできるだけ若いうちから将来的に健康的な選択ができる基盤を築くことが重要。小中学生に向けたプレコンセプションケアについては、子どもたちが自らの健康を維持するための情報や性と生殖に関する正しい知識の提供が必要であると考える。(健康部)
包括的性教育については指導内容について慎重に検討する必要があり、文部科学省や東京都の動向を注視し、実施の有無も含めて研究する。(教育委員会)
子どもたちを守るための包括的性教育実施を繰り返し求めているのですが、今回も教育委員会からは厳しい回答でした。あきらめずに取り組んでいきます。
プレコンセプションケア推進5か年計画
~性と健康に関する正しい知識の普及と相談支援の充実に向けて~
一般質問②
『人工芝について』
手入れが簡単で、スポーツ施設や公園などで使われることの多いプラスチック製の人工芝ですが、マイクロプラスチック汚染や人の健康や生態系への影響も明らかになってきています。
人工芝の課題に対する葛飾区の認識を問い、効果的なマイクロプラスチック流出抑制対策を求めました。
◯葛飾区の回答
人工芝はプラスチックで構成され水溶性がないことこら生態系への影響も懸念されている。化学物質を含有しているものもあり、健康影響については国際的に研究を進めている最中であり、関連情報の収集につとめている。(環境部)
新たに人工芝を整備する際には、耐久性が高くマイクロプラスチックの発生を抑制できる製品の選定を進める。敷設後の施設では使用状況に応じた張替え、流出防止対策のための金網やフィルターの設置等、具体的な対策を検討する。今後も最新の情報収集に努め、環境への影響を低減できるよう対策を講じる。(施設部)
人工芝の課題を認識し、マイクロプラスチックへの対策を講じるとの回答が得らました。今後の取り組みに注目していきます。