私の決意

私は葛飾のまちで子育てしながら、訪問看護師として働いてきました。看護師をめざしたきっかけは祖母の看病をしたことです。祖母を看ているうちに看護という仕事に関心をもち、病院で臨床経験を積むなかで、自宅で生活する人々に関わる訪問看護へと興味が広がっていきました。

訪問看護は地域で暮らす赤ちゃんから高齢者まですべての年代の方を対象に、関係職種が協力し合って、一人ひとりに必要な支援を行うものです。訪問看護の場では様々な人との出会いがあり、困りごとや“もっとこうなったらいい”といった声がたくさん聞かれるたび、その一つひとつについてよりよい方策を関わる人とともに考えてきました。そんな生活をする市民一人ひとりの「小さな声」をていねいに聴き、区政に届け、たくさんの人の困難を改善したい! と思っています。

「病気や障がいがあっても住み慣れた家で暮らしたい」「人生の最期を自宅で迎えたい」と望む方が増えています。一方で、「一人暮らしだけど大丈夫だろうか」「家族だけで介護や医療的ケアができるだろうか」といった不安があります。住み慣れた地域で暮らすためには、医療や介護、介護予防、生活支援など総合的支援が必要です。訪問看護師としての強みを生かし、福祉、医療、介護、子育て家庭の問題、課題解決に取り組んでいきます。