「私学事業団総合運動場の敷地等の取得について」区民向け説明会に参加して

日本私立学校振興・共済事業団ホームページより

今年の1月に議会に報告があり、この計画には驚きました。

区から区民に対してどのように説明が行われるのか、そして区民、特に当該地近隣にお住まいの方がどのように考えているのか、知りたくて参加しました。
説明会では、新小岩にある私学事業団総合運動場の敷地を取得し、将来的にサッカースタジアムとして整備することについて検討について、これまでの経緯と、検証報告があり、質疑応答が行われました。
費用は土地取得が約350億円、スタジアム建設が約150億円を想定し、スタジアム完成後の来場者の行動に伴う効果を約150億円/年(区内だけでなく近郊で)見込んでいます。多様な世代が集う交流拠点として地域を活性化し、近くでスポーツ観戦する機会をつくる。災害時の拠点として整備する。緑化などで環境保全の役割も期待されており、区民のための都市計画公園運動場として整備する検討がされています。
質問や要望は、
・スポーツだけでなく社会貢献やSDGsの取組にも生かして
・区民向けの説明のタイミングが遅い
・住宅地にこれほど近いスタジアムは例がなく騒音が心配
・土地取得とスタジアムは別で考えて
・新小岩全体の環境整備を含めた開発を
・青少年育成など、他部署とも連携し充実させて
・スタジアム以外の利用についての検討はしているのかなどがありました。
特に、隣接するマンション住人からの騒音など住環境を脅かしかねない状況への不安の声が切実でした。周辺環境への影響の検証などまだまだ不十分です。地域の声を聞き、協議し、理解をしていただけるかたちで検討していくことが求められます。